




太湖の銀魚は、歴史が長く、『太湖備考』の記述によると、呉越春秋の時代に、太湖はすでに銀魚を盛んに育んでいたとしています。
宋時代の詩人の「春後銀魚霜下鱸」という名句に示されたように、銀魚を鱸魚(すずき)と並んで魚の中の逸品とされていました。
無錫地元の人たちが主に、二通りの料理法で銀魚に舌鼓を打っています。
ひとつは、銀魚の卵炒め。太湖の銀魚と地鶏の卵を使い、少々の白酒・塩・胡椒で銀魚を10分間ぐらい漬けて臭みを取ってから、溶いた卵と混ぜ合わせ、そして手早く炒める。塩・胡椒・万能ねぎなどの調味料をふり、さっと混ぜて完成する。茶碗一杯の白ご飯と緑茶をその伴にして、非常にシンプルなパターンであるが、いくら素敵な言葉でも、表現できない、心地よい歯ごたえと共に銀魚の香りが口の中一杯に広がります。
もうひとつは、サクサク銀魚。この肉が柔らかくて骨のない銀魚をすでに味付けした衣を付けて、油の温度が150度ぐらいになったら、それを鍋に投入してゆっくり揚げます。外の衣はサクサクして、中の銀魚には、柔らない歯ごたえとコクのある旨味が特徴です。



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